大阪女学院中学校・大阪女学院高校 中学受験から大学受験まで解説!
中学受験・大学受験のプロが、「中学受験で大阪女学院中学校に合格したい」「大阪女学院中学校・大阪女学院高校のテスト対策・内部進学対策をしたい」「大阪女学院高校から難関大学に進学したい」といった学生・保護者様の要望にお応えするため、大阪女学院中学校・大阪女学院高校について、徹底的に解説いたします!
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大阪女学院中学校 中学受験対策
募集要項
大阪女学院中学校のホームページで公開されている、2022年度の募集要項から重要な情報を抜粋しました。
なお、2022年7月時点の情報のため、最新の情報は公式ホームページからご確認ください。
募集人数・選考方法
国際特別入試は、国内外のインターナショナルスクールへの通学者や英語検定3級以上の取得など、受験に際しての条件があり、英語に明るい生徒向けの試験になっています。
なお、前述のような英語の技能を証明できるものがない場合は、別途英語によるインタビューテストを受ける必要があります。
大阪女学院中学校の入試の特徴は、国語・数学の試験時間が50分であることではないでしょうか。
多くの学校では、60分の試験時間が設けられているため、いつもの感覚で試験に臨むと見直しの時間が十分に取れないといったことが生じてしまいます。
少し短いということを意識した訓練も積んでおくことも重要です。
入試結果
大阪女学院中学校のホームページで公開されている、2022年の入試結果をまとめました。
受験者数・合格者数・受験者の得点
詳細な入試結果については、公式ホームページには掲載されておりませんでしたので、省略いたします。
大阪女学院中学校の入試では、複数日程を受験することでの配慮や検定の取得状況による加点などは設けられていないようです。
英語を活かして受験する方は、国際特別入試を利用するかと思いますので、加点がないことも納得ではないでしょうか。
また、受験者数・合格者数から、受験した生徒がほぼ合格していることが分かります。
入試の詳細な結果が掲載されていないため、分析まで至っておりませんが、余程致命的なミスをしない限り合格できると考えられます。
大阪女学院中学校・大阪女学院高校
テスト対策・内部進学対策・大学受験対策
大学進学実績の分析
公式ホームページに掲載されている、大阪女学院高校の2022年の大学進学実績から一部を抜粋してまとめました。
主要な国公立大学への進学実績・推薦枠
国公立大学では、上記以外の大学も含めると現役で21名が合格しています。
大阪女学院高校の2022年の卒業生は約270名ですので、現役生の約10%以下しか国公立大学に合格していないことになります。
中堅校ということもあり、国公立大学よりも指定校推薦を用いて私立大学への進学を中心に考えている生徒が多いのかもしれません。
国際教育が盛んな学校のため、海外への大学に進学する生徒も一定数がいることから、国公立大学への進学が第一目標ではない可能性も考えられます。
また、大阪女学院高校では、関西学院大学・同志社女子大学・神戸女子学院大学の3大学と協定を締結しており、毎年所定の人数の推薦枠が確保されています。
その他、指定校推薦枠としては、関関同立や早稲田大学、青山学院大学など関西・関東の難関大学があるようです。
協定校推薦・指定校推薦共に希望する大学ごとに様々な基準が設定されていますので、推薦での進学を主として考えるのであれば、早めに基準を確認し確実にクリアできるように準備しておかなければなりません。
オススメの学習方法 ~大学受験編~
大阪女学院高校は、一般的な中高一貫校と異なり、内部進学の生徒と高校から入学した生徒を混合したクラス編成が行われています。
そのため、大学受験で難関国公立大学・私立大学、医学部医学科などを目指すにあたっては、学校のカリキュラムのみでは不十分であることが予想されます。
生徒がのびのびと学校生活を送ることができるとも思いますが、せっかく受験し入学したのだからこそ、より良い大学に進学してほしいと考えてしまうのが、保護者としての思いでしょう。
ただ、進学実績より、学校のカリキュラムのみではかなりの努力がなければ難関大学への進学は厳しいと言わざるを得ません。
大阪女学院高校は伝統的なミッション系の学校として様々な大学との繋がりがあり、協定校推薦や指定校推薦の枠を多く持っています。
推薦は、通常の大学受験よりも生徒の負担は少なく、学内で一定の成績を残し、生活態度に問題がなければ取得することが可能です。
個別指導塾では、生徒ひとりひとりにあった学習スタイルを提案し、成功に導いてくれるのではないでしょうか。
大阪女学院中学校・大阪女学院高校の基本情報
概要
大阪女学院中学校・大阪女学院高校は、大阪市中央区にある女子校の私立中高一貫校です。
1884年にアメリカから来たキリスト教の宣教師によって開校された、歴史の長い学校となっており、「大女」「女学院」などの通称で広く知られています。
部活動は、「運動部」「文化部」と併せて「宗教部」があり、ミッション系の学校の特徴が部活動にも表れております。
また、教育方針として、「大阪女学院は、キリスト教に基づく教育をめざし、神を畏れ、真理を追求し、愛と奉仕の精神で社会に貢献する人間を育成する。」ということを掲げています
上記の内容からもキリスト教の教えを中心に、学業だけでなく、進んで社会に仕える人を育むことに力を入れていることがわかるかと思います。
コース
大阪女学院中学校では「中学3年間を通して自身で進む道を決めてほしい」という学校の方針から、中学校ではコース分けはありません。
高校からコース分けが行われ、「普通科文系」「普通科理系」「英語科国際バカロレアコース」「英語科英語コース」の4つのコースから選択します。
なお、中高一貫校では珍しく、内部進学者と高校からの入学者を混ぜたクラス編成です。
大阪女学院中学校・大阪女学院高校の口コミ・評判
インターネット・SNSにある大阪女学院中学校・大阪女学院高校の口コミや評判について、独自に調べてまとめました。
中学校
- レベルの高い英語教育が受けられる
- シスター制度など勉強のバックアップがしっかりしている
解説をするまでもなく、大阪女学院中学校といえば、英語教育のレベルの高さが特徴です。
進路が決まった高校3年生が中学1・2年生に指導する“ビッグシスター制度”や、教師や大阪女学院大学生が放課後学習を行う“学力定着支援制度”など、勉強についていけない生徒へのサポートが充実しています。
高校
- 高校からの入学生と混合クラスのため、新たな風が入ってきて視野が広がる
- 他の中高一貫校と比べるとカリキュラムの進度は早くない
内部進学と高校からの入学生が同じクラスになることで、新たな緊張感が生まれるという利点があります。
また、思春期の多感な時期に新たな級友が増えることは、今後の人生にも大きく影響するため、非常に良い制度と考えます。
しかし、混合でクラスを編成するという点から、学業面での中高一貫校のメリットはなくなってしまいます。
授業だけでは「物足りない」「不安」と感じるようでしたら、早期から塾や予備校などを活用することをオススメします。