同志社香里 中学受験で合格するための秘策とは
中学受験・大学受験のプロが、「中学受験で同志社香里中学校に合格したい」「同志社香里中学校・同志社香里高校のテスト対策・内部進学対策をしたい」といった学生・保護者様の要望にお応えするため、同志社香里中学校・同志社香里高校について、徹底的に解説いたします!
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同志社香里中学校 中学受験対策
募集要項
同志社香里中学校のホームページで公開されている、2022年度の募集要項から重要な情報を抜粋しました。
なお、2022年9月時点の情報のため、最新の情報は公式ホームページからご確認ください。
募集人数・選考方法
同志社香里中学校は、前期・後期の2回のみのため、他の中学校も受験する場合は、実質1回しかチャンスがありません。
募集人数の観点から後期の方が高倍率となることが考えられますので、同志社香里中学校への志望度が高い場合は必ず前期で受験するようにしましょう。
前期・後期共に4科目の受験が必須ですが、以下の3つの中から最も点数の高いものを受験生の得点として、合否を判定するようです。
- 4科目の合計点
- 国語・算数・理科の3科目の合計を1.25倍し、340点満点に換算
- 国語・算数・社会の3科目の合計を1.25倍し、340点満点に換算
多くの中学校で理科を必須としてるため、「社会がニガテ…」という場合でも他の科目がしっかりと得点できていれば、合格することも可能です。
しかし、当日の問題が想定よりも難しく、思うように点数が取れないことも考えられますので、最初から社会は捨てるといったリスクは負わないことをオススメします。
入試結果
同志社香里中学校のホームページで公開されている、2022年の入試結果をまとめました。
受験者数・合格者数・受験者の得点
前期・後期共に、国語・算数の得点が合否を分けていることが分かるかと思います。
特に、前期では約12点、後期では約24点の差が生じている算数は、同志社香里中学校に合格するためのキーとなる科目であることは言うまでもありません。
前期より後期の方が倍率が高いこともあり、合格最低点も20点近く高くなっています。
同じ問題が出題されるわけではなく、難易度も異なりますが、後期しか受けない・受けられないという場合は、入念に準備しておきましょう。
出題傾向・対策
同志社香里中学校の出題傾向と対策を解説いたします。
国語の解説はこちら
国語
- 出題傾向
大問3つで構成されており、長文読解(論説文、説明文、物語文から2題)、四字熟語・漢字の読み書きが出題されています。 - 対策
長文の問題は、記号での解答が多くを占めていますが、本文の文章量も多く、内容を素早く正確に読み取る練習が必要になります。
また、例年40字程度の記述での解答が必要な問題も出題されているため、過去問を上手く利用して慣れておきましょう。
漢字は、読み書きともに出題され、漢字の意味や部首を問う知識問題もあるため、漢字の形と読みだけを暗記するような勉強方法は避けたましょう。
算数の解説はこちら
算数
- 出題傾向
大問7つで構成されており、計算問題と図形(平面・立体図形)の問題が例年多く出題されています。
大問1と2は小問集合で構成されており、大問3以降は、大問内の小問(1)が(2)や(3)への誘導となるような構成となっています。 - 対策
大問1・2は確実に得点したいような基礎的な問題が多いため、ミスなく正確に計算できるよう、多くの問題に触れておきましょう。
大問3以降は最初の小問(1)で躓いてしまうと、それ以降の小問はほぼ解くことができなくなります。
試験の時間や問題の難易度に応じて、「解けそうな問題から解く」「各大問の最初の小問だけは解く」など、状況に応じて適切な判断ができるよう、本番を想定して時間を決めて演習を行うことをオススメします。
理科の解説はこちら
理科
- 出題傾向
全範囲(化学・物理・生物・地学)の中からそれぞれ2題ずつ出題されています。
記号や語句を解答する知識問題がほとんどであり、計算問題は少なめですが、小問は50題以上と例年問題量が多いです。
- 対策
問題数は多いですが、標準的なレベルの問題が多いことから、基礎的な知識を正しく覚えておきましょう。
不得意やニガテといった分野がなくなるように、様々な問題に触れておくことがオススメです。
計算問題は、溶解度を求める問題がよく出題されているため、ケアレスミスをしないように練習を重ねておきましょう。
社会の解説はこちら
社会
- 出題傾向
全分野から満遍なく出題され、時事問題も例年出題されています。
問題の形式は、ほとんどが正誤判定や語句選択であり、用語を記述する問題も出ますが長文で解答する複雑な問題はないようです。
- 対策
記述での解答はほぼなく、標準的なレベルの問題が多いことから、基礎的な知識を正しく覚えておきましょう。
また、直近1年間で話題となったニュースから時事問題が出題されることもあるため、教科書的な勉強だけでなく、ニュースもチェックしておくことをオススメします。
※クリック・タップで詳細な内容が展開します。
オススメの学習方法 ~中学受験編~
同志社香里中学校は、系列校である同志社大学・同志社女子大学への内部進学ができるということもあり、徐々に人気が高くなってきています。
様々な塾や受験関連のWebサイトの情報では、大阪府にある共学の私立中高一貫校の中でトップ3に入る難易度です。
高校から入学することも可能ですが、毎年約60名(男女30名ずつ)の募集しかありません。
したがって、同志社香里を目指すのであれば、中学受験で合格することが重要になります
中学受験では、小学校で指導してもらえる内容のみでは十分に戦うことは難しいですので、「塾や家庭教師に頼る」もしくは、「保護者様がマネジメントする」のいずれかで合格に向けて準備する必要があります。
NORITOとしては、「塾や家庭教師に頼る」という選択をしていただくことが、志望校合格への近道ではないでしょうか。
同志社香里中学校・同志社香里高校の基本情報
概要
同志社香里中学校・同志社香里高校は、大阪府寝屋川市にある男女共学の私立中高一貫校です。
前進となる学校1939年に設立されていますが、1951年から同志社香里として新たにスタートしています。
一番の特徴は、系列校である、同志社大学・同志社女子大学への内部進学が可能であるということではないでしょうか。
在籍する生徒のほとんどが内部進学にて大学へ進学しており、外部の大学へ進学する生徒は例年数名程度です。
「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」という3つの主義を掲げており、これらを通して「良心の全身に充満したる人物」を育てる教育を行っています。
同志社香里中学校・同志社香里高校の口コミ・評判
インターネット・SNSにある同志社香里中学校・同志社香里高校の口コミや評判について、独自に調べてまとめました。
中学校
- 自由な校風で生徒の自主性を尊重してくれる
- 関西の有名大学への進学がほぼ約束されるので、安心できる
- 内部進学に重きを置いているため、外部の高校や大学へのサポートはほぼない
他の私立中高一貫校のような大学受験を見据えたカリキュラムではないことから、授業についていくのが大変ということもないようです。
ただし、公立中学校での標準的なカリキュラムよりも早いペースのため、進級や高校進学を確実にするため、塾や家庭教師などを活用することをオススメします。
また、関関同立の一角を担う同志社大学への内部進学は非常に魅力的ですが、外部への進学は難しくなるため、入学前に慎重に検討しておきましょう。
高校
- 定期テストで余程悪い点数を取っていない限り、同志社大学に内部進学できる
- 自身の希望する学部に進学するためには、良い成績を取っておかないといけない
- 受験勉強に時間を割くことがないため、伸び伸びと楽しく学生生活が送れる
- 部活に専念できる
同志社香里高校に入ってしまえば、誰でも内部進学で同志社大学へ進学できるわけではありません。
大学受験のような難易度ではないかと思いますが、学校の成績や生活態度など、様々面で評価されますので、気を抜き過ぎないように注意が必要です。