近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校 中学受験から大学受験まで解説！

中学受験・大学受験のプロが、「中学受験で近畿大学附属中学校に合格したい」「近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校のテスト対策・内部進学対策をしたい」「近畿大学附属高校から難関大学に進学したい」といった学生・保護者様の要望にお応えするため、近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校について、徹底的に解説いたします！

近畿大学附属中学校 中学受験対策

募集要項

近畿大学附属中学校のホームページで公開されている、2022年度の募集要項から重要な情報を抜粋しました。
なお、2022年7月時点の情報のため、最新の情報は公式ホームページからご確認ください。

募集人数・選考方法

コースを選択して出願するのではなく、「3コース全部」「英数コースの2コースのみ」「英数プログレスのみ」の3パターンから選択する必要があります。

複数コースが含まれているパターンでは、試験の成績の良い順に「医薬コース」→「英数コース アドバンスト」→「英数コース プログレス」へ合格となります。

また、近畿大学附属中学校では、通常試験とは別に「21世紀入試」という試験が実施されています。

大学受験の総合選抜型(AO)入試に似た試験であり、学力のみでなく「作文」「面接」「資格・検定試験」「大会・コンテストなどでの記録」といった、お子様の能力を総合的に判断して合否を判定しています。

入試結果

近畿大学附属中学校のホームページで公開されている、2022年の入試結果をまとめました。

受験者数・合格者数・受験者の得点

近畿大学附属中学校では、「複数日程を受験することでの優遇制度」や「英語検定などの資格取得による加点制度」などは設けられていないようです。

英語検定による加点がないため、試験当日の結果で決まることになります。
「受験勉強だけでも精一杯で英語まで手が回らない」という方にとっては、ありがたいと感じるかもしれません。

なお、多くの方が3コース全部を対象としたパターンで出願すると思いますが、試験の結果からも分かるように、「医薬コース」「英数コース」の間には大きな差があります。

特に算数でしっかりと点数を稼げるかで合否が分かれると言っても過言ではありませんので、その点も考慮して早めに準備をしておきましょう。

オススメの学習方法 ～中学受験編～

中学受験で近畿大学附属中学校を目指すのであれば、最も難易度の高い「医薬コース」に合格することが第一の目標となるのではないでしょうか。

特に、内部進学で近畿大学まで進学させることを想定しているのであれば、医学部医学科や薬学部への特別推薦入学のチャンスを手にできる「医薬コース」は魅力的だと思います。

様々な塾や受験関連のWebサイトの情報では、大阪府の共学の私立中高一貫校では難関校と中堅校の境界といった難易度のようです。

しかし、難関校ではないからと言って簡単に合格できるものではありません。

中学受験では、小学校で指導してもらえる内容のみでは十分に戦うことは難しいですので、「塾や家庭教師に頼る」もしくは、「保護者様がマネジメントする」のいずれかで合格に向けて準備する必要があります。

NORITOとしては、「塾や家庭教師に頼る」という選択をしていただくことが、志望校合格への近道と考えています。

近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校
テスト対策・内部進学対策・大学受験対策

大学進学実績の分析

公式ホームページに掲載されている、近畿大学附属高校の2022年の大学進学実績から一部を抜粋してまとめました。

主要な国公立大学・医学部医学科への進学実績

国公立大学では、上記以外の大学も含めると現役で126名が合格しています。

難関国公立大学から中堅校まで幅広く合格者を輩出しており、東京大学・京都大学の合格者はいないものの、大阪大学・大阪教育大学・大阪公立大学には合計で45名と難関校にも負けない結果となっているのではないでしょうか。

また、近畿大学附属高校から現役で国公立大学の医学部医学科に3名が合格し、近畿大学の医学部医学科には4名が合格しています。

医学部医学科に挑戦した生徒数は公表されていませんが、他の学校と比べても医学部医学科への合格者数は少なめです。
もしかすると、近畿大学付属高校の方針として、手堅く合格できる学校や学部学科を選んで受験しているのかもしれません。

オススメの学習方法 ～大学受験編～

近畿大学附属高校は、進学実績からもわかるように難関私立中高一貫校にも劣らない結果を出している進学校です。

高校からの入学した生徒と内部進学の生徒ではカリキュラムが異なりますので、素晴らしい進学実績を残している生徒の多くは中学からの内部進学者である可能性が高く、その中でも上位である「医薬コース」に在籍している生徒と考えられます。

近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校に入学して最初に訪れる壁は、学内での成績です。
特別推薦入学試験制度にて、優先的に内部進学できるとはいえど、良い成績を残していなければ、推薦をもらうことはできません。

個別指導塾では、定期テストをはじめとした内部進学対策・大学受験を見据えた対応もしっかりとサポートすることができます。

また、中学校・高校という年次は思春期の真っただ中のため、保護者様から勉強に口を出されることを嫌がるお子様も多くいらっしゃいます。

生徒ひとりひとりに寄り添い、勉強面のみならず、メンタル面でも手厚いサポートを行い、通塾いただいた生徒・保護者様に幸せになってもらえるよう、寄り添ってくれるのは、個別指導塾の方が多いのではないでしょうか。

近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校の基本情報

概要

近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校は、大阪府東大阪市に校舎がある、中高一貫の私立校です。
その名の通り、近畿大学の附属校で、「近中」や「近大附属」という通称で親しまれています。

中高一貫校ではありますが、中学受験での入学だけでなく、高校受験でも多くの人数を募集しているため、生徒数が約3,000人にも達する、マンモス校としても有名です。

また、高校での成績や生活態度などを基準に、近畿大学への内部進学も可能となることが特徴的ですが、内部進学ではなく他の大学を受験し進学する生徒も一定数いるようです。

コース

近畿大学附属中学校では「医薬コース」「英数コース アドバンスト」「英数コース プログレス」の3つのコースが設置されています。
なお、学年成績により年度末にコースの入替が実施されます。

また、中学受験にて入学した生徒は中高一貫教育のため、高校からの入学生とは別のカリキュラムで進行します。

医薬コース

高度な学力と倫理観を身につけ、医学部や薬学部などの医療系学部へ進学を目指すコースです。

近畿大学の医学部・薬学部・附属病院と連携することで、他の学校では経験することが難しい、体験実習や講演会に参加することができます。
さらに、近畿大学医学部・薬学部への特別推薦入学試験制度も準備されています。

英数コース アドバンスト

より深い学びにより、国公立大学への合格を目指すコースです。

国公立大学の受験を目指したカリキュラムを実施することで、幅広く、深い学力を定着させます。
最初の4年間を通して、基礎固め・明確な学習目標と進路意識の啓発を行い、残りの2年間で明確な進路目標の設定と適切な進路指導を行っていきます。

英数コース プログレス

大学受験にとらわれない、真の大学附属教育を目指すコースです。
生徒ひとりひとりの習熟度に応じて、補習や再テストなどのサポートを行い、基礎の定着をはかっていきます。

また、近畿大学へは特別推薦入学試験制度を利用することで、内部進学が可能です。
進学する学部が決まった後は、近畿大学が実施するガイダンスやeラーニングにて早期から大学進学後に求められる力を身につけるサポートが行われます。

近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校の口コミ・評判

インターネット・SNSにある近畿大学附属中学校・近畿大学附属高校の口コミや評判について、独自に調べてまとめました。

高校

大学受験よりも負担が少なくクリアするために近畿大学附属中学校・高校に入学させると考える保護者様も一定数いることがわかりました。

しかし、内部進学する生徒としない生徒では、特に高校3年生になってからのモチベーションが大きく異なります。
周囲の生徒に流されないように高いモチベーションを保ち続ける必要があります。