近畿大学附属小学校から内部進学ー進学実績や口コミを紹介ー

近畿大学附属小学校

近畿大学附属小学校は、近年最も勢いのある大学として全国で知られている“近畿大学”の附属小学校です。

本記事では、近畿大学附属小学校について、教育方針や進学実績、口コミなどを中心に解説いたします。
近畿大学附属小学校に通学されている方にとって、中学校へ進学する際に有益となる情報を発信いたしますので、最後までお読みいただけますと幸いです。

概要

近畿大学附属小学校は、1954年に創設された私立小学校です。

学校法人近畿大学が運営しており、中学校・高校、大学と内部進学を利用することで学生生活を“近大ブランド”のみで過ごすことも可能です。

元々は大阪府内に校舎がありましたが、2010年に奈良県奈良市に移転したため、比較的新しい校舎となっていることも魅力の1つではないでしょうか。
各教室や体育館にエアコンが完備運動場が人工芝など、生徒が快適に過ごすことができるような充実した設備が整っています

また、保護者様が安心してお子様を通学させられるよう、「守衛の常駐」「ICタグによる生徒の登下校管理」といった安全対策もしっかりと行われています

近畿大学附属小学校では、例年120名前後の生徒を募集しており、1学年4クラスずつの編成となっています。
6年間の教育を通して主体的に行動できる人材を育成するため、知識の暗記だけで終わるような受動的な学習ではなく、生徒自身が問題を発見し、解決していく過程の中で学習内容を身につけていく「問題解決学習」に取り組んでいます。

教育方針

近畿大学附属小学校の教育方針について、紹介いたします。

教育目標としては、小学校から大学まで共通の「実学教育」と「人格の陶冶」を掲げており、これを達成するため「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人になろう」という校訓を掲げています。

また、教育方針としては、以下のような内容を掲げています。

教育の三大方針

  • 叡智教育:知識を活用する「真の力の啓発」を大切に、子ども一人ひとりの個性を生かし、確かな学力を開花できる指導を目指します。
  • 道徳教育:よい社会生活の第一歩は、基本的生活様式を理解し、実践できることです。また、喜びを喜びと感じ、美を美として認識し、他を思いやる心を育てます。
  • 健康教育:一切の活力の源泉である健康・体力。子どもの天分が充分に生かされる基本として強い体と強い精神力を育成します。

私立中学校への進学実績

近畿大学附属小学校の進学実績について、紹介いたします。
公式ホームページでは、進学先の詳細な人数は掲載されていなかったため、過去3年間の進学先の学校名を掲載いたします。

近畿大学附属小学校_進学実績
私立中高一貫校への進学実績

近畿大学附属小学校では、内部進学と外部への進学が概ね半々となっているようです。

近畿大学附属中学校・高校は、大阪の私立の中高一貫校の中でも中堅校に位置していますので、よりレベルの高い学校を目指す生徒が中学受験で外部の中高一貫校に進学していると考えられます。

近畿大学附属中学校への内部進学の場合、医薬コース・英数コース アドバンスト・英数コース プログレスのいずれかに所属します。

「医師や薬剤師になりたい!」とお子様が仰るのであれば、近畿大学附属中学校の医薬コースに進学し、近畿大学の医学部や薬学部に内部進学する道もあるような気がします。

内部進学先の近畿大学附属中学校・高校も詳しく知りたい方は併せてご覧ください!

アクセス

近畿大学附属小学校のアクセスについて、紹介いたします。

校舎は、大阪ではなく奈良県奈良市あやめ池北にあり、系列校である近畿大学附属中学校・高校とは別の場所にあります。

近鉄奈良線 菖蒲池駅から徒歩1分と大阪府内から通うことを想定すると電車での通学時間は長くなりそうですが、中枢である難波からのアクセスも容易のため、意外と利便性は良いかもしれません。

近畿大学附属小学校の口コミ・評判

インターネットやSNS上にある近畿大学附属小学校の口コミや評判について、独自に調べてまとめました。

全体的な評判

近畿大学附属小学校は、「1クラスが30人くらいで、先生の目が届きやすい」「附属小学校であるが、中学受験も見据えた授業内容になっている」といった口コミが多く見られました。

入学したばかりの比較的年齢が低いお子様を持つ保護者様にとっては、先生の目が十分に行き届くということは、とても重要であると思います。

また、授業以外では放課後学習にて基礎的な学習を定着させるような活動も行っており、学習面でのサポートも充実しているようですので、中学受験で外部の学校に進学することも考えやすいのではないでしょうか。

ただし、「土曜日にも授業があるので、慣れるまでは子どもが大変」「中学年くらいまでは宿題が多いように感じる」というようなマイナスイメージの口コミありました。

小学校受験をして入学している優秀な子たちではありますが、小学生は遊びたい盛りの年齢です。
勉強と遊びのバランスを考えないといけない保護者様にとっては、少し悩ましく感じてしまうかもしれません。

内部進学に向けたオススメの学習方法

公立小学校と比較して、私立小学校は土曜日授業があったり、難易度が高い発展学習に触れる機会が設けられるなど、恵まれた環境であることは明らかです。

しかし、近畿大学附属小学校では、外部の中学校に進学する方も多く、中学年から高学年に向けて勉強に対する意識に違いが生まれているのではないでしょうか。

外部進学を基本に考える場合は、中学受験に向けて大手の集団指導の塾に通塾されるパターンが多いものの、私立小学校に通っているアドバンテージを活かした指導は難しいのが実情です。

近畿大学附属中学校への内部進学の中でも、特に「医薬コースを目指す」「医薬コースに進学が決まった」場合は、早急に中学範囲の勉強を進める必要があるため、そのようなカリキュラムが設けられている塾を探してみるのが良いかもしれません。